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住職の思い
住職の思い

私が仏教の道に入るきっかけは、平成2年ごろ当時警察官として勤務をしていた中、京都駅の掲示板に「賢くなることを 教える世の中に 自分の愚かさを 気付かせる教えこそ 人間の道である」というポスターでした。昇任試験を控えた私の身体中に電気の走るような経験をしたことが今でも思い起こされます。

私達は、日々学校・職場の中で賢くなり(広い意味で)より良い生活を求めて生活しています。しかし、自己の内面である「自分の愚かさ」に気付くということがあるだろうか?180度違ったものの見方を教えられた瞬間でした。
この言葉に出会わなかったならば、私は仏教の道には進んでいません。

さて、私達は日々多くの「ご縁」の中で、また様々なつながりの中で生活しています。しかし、そのことに毎日気付くことなく過ごしてはいないでしょうか?

「生かされているという」ことの意味をどのように受け止めていくか。
その答えを求めていくことが宗教との関わりあいでしょうか。

私の「いのち」を見つめるということ
私の「いのち」を支えているものはということ
私がここに存在していること

など多忙な日々を送っている私達に必要な答えを求めるために・・・
その空間と時間を提供し、気軽にお越しいただける寺院だとも考えております。

合掌

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